About ASEA
ASEA(オートスポーツ・アンド・スペシャル・イクイップメント・アソシエーション)は1981年10月1日に設立された業界団体です。日本のモータースポーツに参加し、レースという貴重な経験からモータースポーツ・パーツ&アクセサリーを開発・販売していた企業や、欧米先進国のモータースポーツ用品を輸入・販売していた輸入業者の人たちが集まって、日本のモータースポーツを業界サイドからサポート、発展させていこうと設立された団体です。
当時は、公道を走る自動車のパーツ&アクセサリーは、自動車メーカーの純正品しか装着できなかった規制の厳しい時代です。だから、ASEAの人たちが販売していたアフターマーケット用品は、純粋にモータースポーツのためのものに限られていました。しかし、純正品よりも高性能、高品質を求められるモータースポーツ用品は、レース参加者やエンスージャストを通して、一般のカーオーナーに浸透、多くの人たちが、それらを求める時代が徐々にではありますが形成されてきました。
そして、日本のアフターマーケットは、規制緩和により、平成7年の法改正で大きな報酬を勝ち取りました。ASEAの面々も、その恩恵に、いま浴しながら考えを新たにしています。苦しい時代を耐えしのぎながらの朗報ですが、それだけアフターマーケットに対して大きな責任を負わせられたということです。
特に、ASEAの会員が提供するモータースポーツ用品は、ユーザーの期待を裏切ることは許されません。今こそ、良質かつ安全な用品を推奨していく制度(ASEA推奨品制度)を、浸透させていきます。クオリティーの高均質化された商品の推奨を積極的に進めることにより、不良品を排除することと確信しております。
ASEA事業部事務局
一般社団法人 日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)
ASEA事業部
所在地 | 〒141-0031 東京都品川区西五反田8-1-14 最勝ビル11F-5 |
TEL | 03-5487-8188 |
FAX | 03-5437-6882 |
URL | https://www.napac.jp |
組織
現在ASEAの正会員数は、71社となっています。1981年発足当時は数社の細々としたスタートでしたが、実に、驚くべき会員増加率だといっても過言ではありません。
会員企業の内容を見ますと、モータースポーツ用品関連が依然として大多数を占めていますが、マーケットへの提供商品は、モータースポーツを通して開発されたハードものをストリート・ユーザー向けにアレンジした商品となっていて、非常に幅広い分野に及んでいます。
事業部の運営は、幹事による役員会の決議によって行なわれ、会員であれば、だれでも幹事に立候補することができ、事業部会によって決定いたします。
事業は、ASEA規約第2条(目的)に明記されているように「健全なモータースポーツ関連商品及びスペシャル用品の研究・開発・販売を通じてモータースポーツの発展に寄与することを目的とする」もので(1)モータースポーツ発展のための事業(2)会員の商品知識、技術レベルの向上に関する事業を中心に、専ら会員間の親睦を中心として会員相互が繁栄する事業を行なうことになっています。
このために、次の3つの委員会を通して活発な活動を行なっています。
【マーケティング委員会】
市場調査、広報活動、会員サービス、会員への情報提供、イベント出展。
【モータースポーツ委員会】
モータースポーツ活動の普及促進を目的とした各レースへのジョイント・協賛、走行会の開催。
【ASEA基準委員会】
ASEA基準制度の運用、普及促進、認知度向上活動。
ASEA事業部役員
事業部長 | (株)セントラル | 柳田 春人 |
事業副部長 | (株)タカマコンペティションプロダクト | 高間 智子 |
事業副部長 | (株)キャロッセ | 長瀬 努 |
事業副部長 | (株)エンドレスアドバンス | 萩原 正志 |
事業総務長 | エムケーカシヤマ(株) | 樫山 洋之 |
参 与 | ニコ・レーシング(株) | ニコ・ローレケ |
参 与 | (株)トムス | 神山 裕示 |
参 与 | (株)東名パワード | 木村 竜一 |
参 与 | (株)エイチ・ピー・アイ | 人見 隆作 |
参 与 | (株)カーレッグ | 深澤 広司 |
参 与 | 藤壺技研工業(株) | 藤壺 政宏 |
参 与 | (株)ブリッツ | 山口 聡 |
幹 事 | GTNET(株) | 赤星 雄司 |
幹 事 | (株)阿部商会 | 阿部 文保 |
幹 事 | (株)ディクセル | 井田 雅彦 |
幹 事 | アサヒライズ(株) | 宇井 正典 |
幹 事 | (株)ワークスベル | 奥村 明弘 |
幹 事 | (株)オクヤマ | 奥山 正 |
幹 事 | 小倉クラッチ(株) | 小倉 康宏 |
幹 事 | (株)M-TEC | 小嶋 章弘 |
幹 事 | (株)アクレ | 志村 静雄 |
幹 事 | (株)ジャパン三陽 | 須賀川 敏一 |
幹 事 | PIAA(株) | 寺田 浩康 |
幹 事 | (株)エッチ・ケー・エス | 水口 大輔 |
幹 事 | (株)ケミテック | 御法川 直樹 |
幹 事 | 矢島工業(株) | 横山 溥 |
監 査 役 | フォルテック(株) | 澁谷 誠一 |
相 談 役 | (株)トムス | 舘 信秀 |
相 談 役 | (株)ラック | 勝田 照夫 |
相 談 役 | ブリッド(株) | 高瀬 嶺生 |
沿革
モータースポーツ振興事業
各種モータースポーツへの積極的なサポート
設立以来、全日本スラローム競技会の冠スポンサーを数回にわたり実施するなど、日本における各種モータースポーツ・レースを後援、協賛。
ASEA AWARD
1986年から今日に至るまで、ASEAでは、日本のモータースポーツの発展に貢献した人たちを審査して賞金を授与する「ASEA AWARD」を実施してきました。賞金は、1人10万円が贈られるもので、多い時には、年間10人もの人たちを選定しました。また1986年には、保安部品の規制で、英国製のシートベルトが、公道での使用禁止となっていたことを日本政府に抗議、日本での4点式シートベルト規制を解禁させた当時の英国首相サッチャーさんが審査の対象となり、見事パス、賞金10万円が贈られたという珍しいケースもあります。
ASEA AWARDに選ばれた人たちは、いまでも、日本のモータースポーツになんらかのカタチで係わっており、モータースポーツ発展のための力となっています。
ASEAモータースポーツ・フェスティバル・イン・スズカ
1991年、ASEA設立10周年記念行事として鈴鹿サーキットで行なわれたASEAモーターフェスティバル・イン・スズカは、4回連続開催されました。ダートトライアル、ジムカーナー、レースの3種類のカテゴリーを同一車種で開催するというユニークな競技内容。各開催年とも、競技参加者、大会運営者、和気あいあいのなごやかなムードで、しかも盛大なイベントとなりました。1回から3回までの戦績は以下の通り。
1991年第1回大会チャンピオン | 登坂 均選手(EP83スターレットT) |
1992年第2回大会チャンピオン | 小野 哲也選手(EG6シビック) |
1993年第3回大会チャンピオン | 荒井 伸介選手(ランサーEVO) |
アフターマーケット業界の振興
AUTO-ASIA SHOW
ASEAは、創立の当初から、米国ラスベガスで毎年開催されている「SEMA SHOW」のような、業界主体のトレード・ショーを開催することを大きな目標としていました。
1983年から1985年まで3年間、東京プリンスホテルで開かれた「ASEA SHOW」は、まさにその目的を達成すべきテストショーでありました。
しかし、様々な理由から、日本のアフターマーケット業界を統合するようなショーの開催は実現できませんでした。
ところが、規制緩和が進んだ1996年、アフターマーケットを支える3団体、わがASEAと軽合金ホィール業界のJAWA、スポーツマフラー業界のJASMAの3団体が統合して、JJA協議会が設立されました。これを機に3団体の中から、長年の夢であった業界主体のショー開催の声が挙がってきました。
1996年9月に開催された「AUTO-ASIA '96」がそれです。
98社が参加、オープン日、台風が襲来するという不幸に見舞われましたが、業界人、一般ユーザー合わせて31,817人の来場を見て成功裡に終幕することができました。
第2回目の「AUTO-ASIA '98 チューニング&ドレスアップ・ショー」は、1998年9月18日(金)、19日(土)、20日(日)の3日間、東京・有明の東京国際展示場(東京ビッグサイト)東4・5・6ホール、1248ブースで開催されました。来場者数は54,200人でした。
海外研修旅行
ASEAでは、1990年から米国ラスベガスで開催されるSEMA SHOWの視察旅行を実施してきました。
その間、SEMA首脳も毎年来日し、その都度懇談会及びレセプションを開き、懇親と相互の理解に努めてきましたが、1995年度からSEMA SHOWの視察旅行から一歩前進してアメリカ市場からの「自動車補修部品商談会・輸入促進買付ミッション」を発足させて渡米、多大の成果を挙げました。
このSEMA SHOW視察は毎年行なわれ、SEMA当局の綿密に用意されたサービスを受けることが出来ます。
こうした視察旅行は、フランクフルトのオートメカニカに対しても行なわれていました。今後は主催者側とより密接な関係を維持し、米・欧・亜3極づくりの交流のためにより頻繁に計画する予定です。